2013年4月22日月曜日

米粉のトルティーヤ試作

野菜が美味しい季節になってきましたね。

ここ千葉県は野菜の産地。
野菜を愉しむ米粉料理をということで、野菜をたっぷりはさんで食べるメキシコのお料理「タコス」用にトルティーヤを試作してみました。

タコスの他に詰め物をトルティーヤでくるんでからさらに全体を焼いてトルティーヤをパリッとさせて食べる「チミチャンガ」も作ってみました。タコスと同じ中身なのにカリッとした食感が美味しいお料理です。

←米粉オンリーのトルティーヤでくるんだタコス



トルティーヤはメキシコの伝統的なうす焼きパンです。
本国でもトルティーヤは小麦粉ベースとトウモロコシ入りの粉を使ったもの2種類が作られているようです。

しかし日本はやはり米粉で行きたいですね。

ということで今回は

①米粉オンリー
②グルテン入り
③米粉オンリーのクレープタイプ

の3種類のトルティーヤレシピを試してみました。

どのレシピも美味しくできあがり、タコス料理の特徴である巻きこみの途中でも生地が割れずに柔らかく焼きあがりました。
また水分を吸いこむという米粉の特徴で、具から出る水分を吸いこみすぎないか心配でしたが、これも大丈夫でした。

個人的には②のしっかり生地のもっちり感の出た生地がよかったです。
生地をうすく延ばすテクニックをもう少し練習したいですね。
次回は薄く、薄く…。

①米粉だけで作るトルティーヤ

<材料>
米粉 160g
熱湯 140ml
塩   ひとつまみ
サラダ油 大さじ1

<作り方>
①粉物に熱湯半分を加えこねる。
②さらに油を加えこねる。
③生地がまとまったら、まるめてラップし20分ほど寝かせる。
④生地を4等分にし、麺棒で丸く薄く延ばしていく。
 米粉で打ち粉をしながら延ばすと、延ばしやすいです。
⑤フライパンで延ばした生地を中火で焼く。このときフライパンには油をしきません。
 片面2分ぐらいづつ、両面を焼きます。生地にところどころ焼き目がつき、盛り上がってきたら焼きあがりです。
⑥焼きあがったトルティーヤは食べる直前までラップし、乾燥しないようにしておきます。

②グルテン入りのトルティーヤ

<材料>
米粉   75g
グルテン 25g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩   ひとつかみ
水   大さじ4(生地の具合を見て少し足していく)
オリーブオイル 小さじ2

<作り方>
①粉物を合わせよく混ぜる
②粉物に水を加えこねる
 生地がボウルにくっつかずまとまってきたらちょうどいい固さです。水の量は生地の状態で調節します。
③生地にオリーブオイルを加えさらにこねる
④生地を4等分にし、麺棒で丸く薄く延ばす。なるべく薄くしたほうが後で焼きやすいです。
⑤フライパンに薄く油をしき、④の生地を中火で焼く。生地にところどころ焼き目がつきぷくぷくもりあがってきたら、もう片方の面も焼きます。それぞれ2,3分ぐらい。
⑥焼きあがったトルティーヤは布巾またはラップでくるんでおき、乾燥しないようにしてください。

③クレープ風トルティーヤ

<材料>
米粉  1g
片栗粉 5g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
砂糖 大さじ1
塩  小さじ1/3
水  90g
牛乳 40g
オイル 少々

<作り方>

①粉物を合わせよく混ぜる
②粉物に水と牛乳、オイルを加え混ぜ合わせる
 クレープの生地のように、かなりタラタラした状態です。
③フライパンに薄く油をしき、②の生地をお玉一つ分ぐらいを流し込み、薄く、丸く焼きあげる。
 クレープを焼くような感じで焼いていきます。
 表面にプクプク気泡がでてきたら裏返してもう片方も焼きます。



さてさてタコスの中に挟む具は皆さんのお好みですが、野菜たっぷりが美味しいタコス、下記の具の例を参考に皆様粉好みのタコスを作ってみてください。


<具の材料 参考例>
トマト 細かくダイス切り
タマネギ みじん切りまたは薄切り
レタス 千切り
アボガド つぶしておく(ワカモレ)
チーズ とろける細かく切ったチーズ
サルサ (タマネギ、トマトをみじん切りにしてトマトソースで和えたもの。アサツキ、生のシアントロみじん切りも入れる。辛いハラペーニョが手に入れば入れる)
鶏ムネ肉を茹でたもの(またはチリ風味に焼いたお肉がおいしい)
トッピングにヨーグルト



米粉で作るトルティーヤ、作ってみたら本当に簡単でした。
トルティーヤをたくさん作って冷凍保存も可能です。

春の野菜をたっぷり楽しめるトルティーヤでくるんだタコスをお楽しみください。

お料理の途中で質問などありましたら下記まで連絡おねがいします。


NPO法人さんさん味工房
電話:0475-86-2245
ファクス:0475-53-3394
メール:33ajikobo@gmail.com